戦国花札 コンボと役
◇ コンボ ◇
特定の手札を引いた時のみ、「コンボ」が発動します。
コンボが成立したら強制的に効果が発動し、
発動させるかどうか選ぶことはできません。
◆寝小便
同名の役があり、効果も同じ。
1ターンで相手と自分の出した札の中に雨(柳)が4枚
そろっていた時(自分が雨4枚を手札として出した時も含める)、
この勝負は夢だったことになります。
自分は雨の中戦う夢を見ていただけで、
しかもその雨の正体は寝小便だったという悲惨な結末。
いわゆる夢オチ。
すべてのカードをシャッフルし、最初からやり直します。
寝小便をしてしまったら、
誰が何と言おうと絶対に勝負を流さなければなりません。
【相手】
【自分】
(あーあ……流れちゃった……)
◆勝ち戦
手札4枚が同じ植物のカードだった時(雨以外)、
そのターンはそれを出した人の完全勝利となります。
例え相手がオール50点札で攻めてきたとしても、
4組の戦いはすべてこちらの勝ちとなります。
敗北 敗北 敗北 敗北
【相手】
【自分】
勝利 勝利 勝利 勝利
相手も勝ち戦だった時は、4組すべて引き分けです。
つまり、これに勝てる手札はありません。
つまり、これに勝てる手札はありません。
◆下剋上
手札4枚がすべて文字なし赤短だった時、
このターン以降強さが逆転します。
兵力1の札は兵力5に、兵力2の札は兵力4に、
兵力4の札は兵力2に、兵力5の札は兵力1になり、
兵力3の札は兵力3のままゲームは続けられます。
【相手】
【自分】
ただし、点数は逆転しません。
また、下剋上が発動した後も、通常通り1段階強化を行います。
◆寝返り
上3つのコンボはレアすぎてほとんどお目にかかれませんが、
寝返りにはそこそこ出くわします。
こんなときに発動します。
【相手】
【自分】
つまり、自分の手札がすべて10点札(兵力1)で、
相手の手札の中に10点札がない時です。
なんと、敵札のうち一枚が寝返って、 戦う相手となるはずだった
10点札と共に、自分の傘下に入ってくれます(=得点になります)。
どの敵札が寝返るかは、
10点札しか持っていない方が決められます。
処理としては、自分の手札の中の1枚を選んで最強にするのと同じです。
下の図は、50点札を寝返りさせることに決めた場合の処理を示しています。
敗北 勝利 勝利 勝利
【相手】
【自分】
勝利 敗北 敗北 敗北
(50点札いただき! 他3枚は普通に戦って負けるけど)
◇ 役 ◇
得点札の中で特定の組み合わせができることを、
「役ができる」といいます。
寝小便と天下統一以外ボーナス点が加算されます。
◆寝小便 +0点
同名のコンボがあり、効果も同じ。
得点札として1人で雨(柳)を4枚集めた時、この勝負は
流れてしまいます。
すべてのカードをシャッフルし、最初からやり直し。
寝小便をしてしまったら、
誰が何と言おうと絶対に勝負を流さなければなりません。
負けが込んでいる時、意図的に雨を集めて流してしまうというのも
立派な戦略です。
(例)「くそっ、寝返りされた! 寝小便してやる!」
効果札をすべて集めたら、その時点で勝利確定。
もはや得点という概念を超越した奇跡です。
※寝小便と同時に成立した時は、寝小便が優先です。
残念ながら勝負は流れてしまいます。
以下の条件を満たすと、それぞれ50点ずつボーナスが入ります。
・文字なし赤短を4枚すべて集める。
・文字入り赤短を3枚すべて集める。
・青短を3枚すべて集める。
◆猪鹿蝶(いのしかちょう) +50点
「萩に猪」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」を集めるとプラス50点。
「桜に幕」と「菊に盃」をそろえると、プラス30点。
◆感動の再会 +50点
同じ植物のカードを4枚すべて集めると、
1植物ごとに50点ずつボーナスが入ります。
戦争で散り散りになった家族が再会したというイメージで、
最も重要な役です。
この役が戦国花札を奥深いものにしていると言っても
過言ではありません。
感動の再会によるボーナス点が総合得点の何割か
(平均して1〜2割。場合によってはもっと)を占めることになるので、
多少犠牲を払ってでも同じ植物の絵をそろえること、
また相手にそろえさせないことが重要です。
例えばこんな時。
自分はすでに梅を3枚持っているとします。
【相手】
【自分】
相手は効果札の青短を持っているので、
両端の40点札と50点札を1段階強化してくるでしょう。
それに対して、自分はどれか1枚しか1段階強化できません。
桜(50点)を強化して梅(40点)を取られるか、
梅を強化して桜を取られるか、選択を迫られます。
→桜(50点)を選んだ場合
40点札と50点札のみに焦点を当てて計算します。
(真ん中2列はここでは無視します)
【相手の得点】桐(50点)+菖蒲(40点)+梅(40点)=130点
【自分の得点】桜(50点)=50点
80点の負けです。
→梅(40点)を選んだ場合
【相手の得点】桐(50点)+桜(50点)+菖蒲(40点)=140点
【自分の得点】梅(40点)+感動の再会(50点)=90点
50点の負けです。
どちらにしても、元々手札が不利なので赤字(?)ですが、
実は50点の桜を捨てて40点の梅を選んだ方が、30点もお得なんです!
【相手】
【自分】
対人戦ではスリリングな駆け引きが楽しめます!
ルールは以上です。次はスタッフを紹介します!