戦国花札 コンセプト
◇ 戦国花札とは ◇
戦で散り散りになった48枚の“花札”。
姿こそ可憐だが、一枚一枚が一騎当千の使い手である。
やがて戦局が進み、勢力は二分された。
敵将が擁するのは24枚の花札。
対するあなたも同数の花札を配下に迎え、決戦に臨む。
花札の舞う戦場は、怖いほどに美しかった。
敵として出会ったなら、例え家族であっても刃を交える。
幾多の花札が知己と切り結び、散っていった。
あなたは采を振る。
一刻も早く勝利を収め、天下を太平するために。
……とかいう脳内ストーリーでやると楽しい卓上カードゲームです!
◇ 制作意図 ◇
・ただ勝ち負けを競うのではなく、
物語を想像する余地のあるカードゲームがほしかった。
・トランプのような卓上ゲームで、
腹の探り合いを楽しめるものがほしかった。
(ルール考案者はトランプゲームのナポレオンが好き)
・ナポレオンのように5人も集めなくていい、
2人で遊べる対戦ゲームがほしかった。
・自分なりに花札の芸術性を味わった結果生まれた。
◇ 特徴 ◇
@腹の探り合いが楽しい頭脳ゲーム。
A運もかなり絡んでくるから、負けても恥ずかしくない!
B単純な損得計算だけでなく、
性格傾向にも目を向けるから奥が深い!
賭けに出るタイプなのか、確実性を好むタイプなのか。
役を重視する方か、役なんて気にしない方か。
果ては好きな絵柄や何となくの癖まで。
相手のことを知りながら、自分のことも分析できます。
戦国花札は単なる論理ゲームではなく、心のやり取りです。
「これは読みが難しい……」
「あのパターンもあり得るし、あれもあり得るな」
敵同士で妙な連帯感を感じるのも醍醐味の一つ。
まったり会話しながら対戦するのもおすすめです。
対人戦では、コンピュータでは味わえない面白さがあります。
それではさっそく、基本ルールをご説明いたしましょう!